心理学
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パーソナリティ障害 (personality disorder) とは、思考・判断・行動が特徴的で、普通の人とズレており、そのことで周りや本人が悩む状態。現在の知識では疾患(体のどこかの部分の故障)とはいえず、人格面の障害であるとしかいえない状態をいう。人格障害ともいう。

特徴[]

  • 認知(自分自身や、他人、出来事の受け取り方)
  • 感情表現(感情の幅や強さ、情緒不安定、感情表出)
  • 対人関係の取り方
  • 衝動性

(この様な行動が長時間継続される)

DSMにおける分類[]

A群[]

言動が奇妙で風変わりを特徴とする。

  • 妄想性パーソナリティ障害
常に周囲に対する疑惑の念にとらわれている。
  • 統合失調質パーソナリティ障害
対人関係への関心を欠いている。情緒面で冷淡。
  • 統合失調型パーソナリティ障害
抑制されたまたは不適切な感情表出や社交場面での行動が特徴。風変わりな認知、混乱した話し方も見られる。

B群[]

劇的で感情的、移り気を特徴とする。

  • 反社会性パーソナリティ障害
他者への無関心と社会規範に従う意志の欠如に由来する、衝動的で非情な行動が見られる。
  • 境界性パーソナリティ障害
気分や対人関係、自己概念が慢性的に不安定。自己破壊的な衝動性が見られる。
  • 演技性パーソナリティ障害
注目と承認を強く求め、演技的な行動や誘惑、依存によってそれを得ようとする。
  • 自己愛性パーソナリティ障害
尊大に振る舞い、他者の要求を無視する。傲慢。

C群[]

不安・心配の強さが目立つことを特長とする。

  • 回避性パーソナリティ障害
批判されることを恐れるため、対人関係を避ける。
  • 依存性パーソナリティ障害
主体性がなく、面倒を見てもらいたがり、拒絶を恐れる。
  • 強迫性パーソナリティ障害
行動や対人関係について終始厳密で、極度の完璧主義。

付録B[]

  • 抑うつ性パーソナリティ障害
  • 受動攻撃性パーソナリティ障害
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